MT4のEAは24時間トレードを自動で行ってくれますが、全ての相場が24時間活発に動いているというわけではありません。ボラティリティの大きさは時間帯や通貨ペアによって異なります。ボラティリティは値動きの大きさのことです。ボラティリティが大きくて有名なのは英ポンドです。
ボラティリティは時間帯にも左右されます。時間帯によって開く市場が変わり、日本時間の日中帯は日本やオセアニアの市場、 夕方~深夜はロンドン市場、夜間~早朝はニューヨーク市場が開いています。この中でも相場の動きが大きくなるのが、ロンドン市場とニューヨーク市場が開いている時間帯です。これらの時間帯に多くのトレーダーが注文を行うため、トレンドが発生したり、相場が動いたりします。この時間にパソコンに張り付きながらトレードを行うのは、日中に仕事をしているとほぼ不可能です。MT4のEAは自動でトレードを行ってくれるため常にチャートを監視する必要はありません。EAを活用することで、負担を減らすことができます。ロンドン市場とニューヨーク市場を狙ってトレードする場合は、ぜひMT4のEAを活用してみてください。
逆に日本時間の日中帯は、欧米のトレーダーが参加しないためボラティリティが低くなります。重要な経済指標の発表などもないため、急激な相場変動もあまりありません。リスクの低い時間帯と言えます。リスクを少しでも減らしたいという方は、この時間帯を狙うような戦略のEAや通貨ペアを選んでください。
相場変動が少ない時間帯や通貨ペアでトレードを行うのであれば、レンジ相場に強いMT4のEAを組み込むのがいいでしょう。特に為替相場の7割はレンジ相場と言われていますので、EAのポートフォリオに最低ひとつはレンジ相場に強いEAを組み込んでおくのがおすすめです。